今年のココ京都の冬は例年よりかは暖かいのかな?去年の今頃どっさり積雪してたんでやっぱり暖かいのかな? いや京都の底冷えに対して舐めたマネしたら2月に
本気のアッパー食うのが1200年の古都京都の底力ですね。
何やエゲつない寒波も来てるって予報もあったしね...。
皆様は冬休みはどうでした?3年ぶりに行動制限も無くなって皆様もパァ~と
しました?クリスマスはどうでした?
どうも。高校生の時のクリスマスイヴ。
神戸メリ○ンパークへのデートにあろう事かデッキ持って行って…
彼女に「ちょっと滑って良い?」て聞いてから
ふと我に帰ったら浜風に晒されて寒さに震えながら号泣してる彼女が
海沿いのベンチに座ってる衝撃の現場をTシャツ1枚で肩から上がってる湯気越しに
目撃したどうも。店長アラカワです。
今はもうキックアウトされるらしいですけどメ○ケンパークの1段が長い
ステアをトレフリップは執念でメイクしました。
が、帰りの京都へ帰る阪急電車の車内は地獄でした。
2021年真夏。38歳年下のツレとの出会い
しかしまぁ何ですね~。
1月は居ぬ2月は逃げる3月は去るなぞ申しまして新年から春までのスピード感は
年間でも最も早いとか謂れがあるんで
言うてる間に春来るかもやなぁ~と呑気な事思ってる間に
まぁ~た当店人気ナンバー1コンテンツ新車購入記念写真の更新がすっげ~
遅れてしまっててホンマすんません。
だって有難い事に写真加工する手間より新車購入して下さる
お客様の方が遥かに多いんで…。
言い訳はココらにして大急ぎで前回から続きの写真を整理してたら
たった1年程しか経ってないのに今でも爆走中なんで懐かしいと言うのは
非常に失礼ですがとても価値のある写真が紛れていました。
2021年真夏。
今までも散々書いて来たコロナによる異常なブームや品薄もやっとこさ
一段落してお客様への商品供給もぼちぼちちゃんと出来る様に
なって来たぐらいかな?
そんなとりあえずクソ暑かったぐらいしか記憶ない時期で
大体夕方まで二日酔いでそのまま夜やしビタミン?アルコール?
チャージする僕なんでフワ~っとしてたのが正直な所ですが
物凄くご丁寧にご家族総出でご来店下さったのは鮮明に覚えてます。
店内でポッケの中のLINEの着信音と共に
タラちゃんの如く歩いてる子がもっぱらな日常で
一家総出で本当にしっかりスケートボードたるや?
をお伺い下さるご家族様でアルコールが残ってても実はスケートボード”だけ”に関しては
絶対の自信を持ってお客様各位に商品説明をさせて頂くのがクソみたいな僕の
唯一残された役目ですのでご不明な点に関しては
一つひとつ丁寧にお答えさせて頂きました。
お子様には接客内容が少し難しい箇所もあったかも?ですが
その後、親御様はお子様がどういった経緯でスケボーに辿り着いたのか?
をお話し下さりました。
何でも元々お子様は習い事で拳法をなさっていた様ですがコロナの影響で道場が
お休みに。そして親御様は拳法の代わりに何か習い事をしたいか?
と聞いた所お子様本人から「スケボーがやりたい」と申し出があったとの事。
お子様の希望にはちゃんと寄り添って
どんなスポーツや遊びであっても半端な気持ちで足を踏み入れるのでは無く
やるのであればちゃんとしっかり向き合うのがお家の方針の様だったのですが
親御様もスケボーは拳法に比べればまだマイナーですし予備知識が全くないので
お店選び、商品説明の内容などには相当慎重になられていた様で
多少酒臭かったとは思いますが接客させて頂いた結果
ご納得下さり当店でスケートボードを購入する事を決断下さりました。
更にうちの子に(スケボー)やらすからには一人前にしてやって貰えますか?
とお願いされました。
わざわざ当店までご足労いただいた上に膝を突き合わせてお話しさせて頂き商品までお買い求め頂いたお客様にはアフターケアと申しましょうか…付加価値と申しましょうか…ラーメンに胡椒と申しましょうか…ビールに炙ったアタリメと申しましょうか…
とりあえず売り付けたらほなサイナラ。
は絶対にせずにトコトンまでお付き合いさせて頂き
持ってる知識は惜しみなく直接お客様にご提供差し上げるのが
僕の唯一残された強みと信じているので親御様のご要望にお答えする
約束をしました。
当の本人お子様達は拳法仕込みの超体育会系のご兄弟で
特に弟様の熱量は薄いベーコンぐらいなら直ぐ焼けそうな位
エゲツない熱量でそれこそデッキテープ (滑り止めのザラザラ)
の黒い粒一粒に至るまで一つ一つちゃんと説明をして
1stスケボーを組立てて上げました。
組み上がったスケボーを彼に手渡す。
小学生低学年とは到底思えない深い一礼をし
表彰状が如く両手でスケボーを受け取り
「タダスです。2年生です。今日からあら川先生と呼んで良いですか?」と。
あまりに礼儀正しい挨拶に
「おおスケボーのオッちゃんでええで?」
と大人のコッチがキョドって答えたのがタダス君との出会いでした。
スケートボードで一緒に遊ぶ
当店でスケートボードをご購入下さりその流れでスケボー教えてや?の場面は
この仕事をして30年目なんで今まで数え切れない程ありました。
それこそ30年前は本当に資料がほぼ無いが故に初心者様は
予想外かも?ですが逆にあまり抵抗なくスルッと
スケートボードに接して楽しんで下さってました。
ですがここ数年は僕個人は物凄く「ん?」な場面が増え始めていました。
決して悪い事では無いですし、スケボーは誰に干渉さる事もなく
自由に楽しめるのが最大の魅力なんで
駄菓子屋のヨボヨボのジジィの言う事なんか聞く必要も無いっちゃ~無いです。
ですがスケボー教えて?とご要望頂いたので極基本的な事だけお伝えして
後は急がず焦らず反復練習ですよ?とお伝えさせて頂いても
次お逢いした時には遥か先の発展的なトリックを練習?ぽい事?
を半数以上、いや90%以上の方がなされていて必ず
「〇〇(発展的なトリック名)どうやるんですか?」とお聞きになられます。
しかしゲームの様にAボタン押してカーソルを上にしたら新技撃てるとか
パワーアップとかクリアとかでは無いので
「まだその〇〇(トリック名)は練習なされるのは早いんじゃないですかねぇ...」
とはお伝えさせて頂いてはいたのですが大半の方は
このジジィ出し惜しみしとんなぁ…早よ教えろやダルっ!!
て場面が物凄く増えて来ていました。
理由は超簡単で逆にネット上に情報があり過ぎて
皆様個々のやりたいトリックや若い子なら見た目が
とにかく派手なトリックの情報が溢れる程あります。
その情報が正しい誤ってるの判断をする前に
次の動画、写真がドンドン掲載され
それらを見てる人がその技を会得しようがしまいがその前にまた
次の動画、写真がドンドン掲載され続けています。
便利な世の中で使い方次第では本当に便利な物ですが要は
足し算の情報だらけの完全な情報過多のパンパンになってしまって
結果何がどうか解らなくなって要点だけ伝えて
前後とか一切関係無しにコレ乗れる方法だけ教えて?状態。
そこでココからは僕個人の見解で決して100%正しいとは言えませんし
正直相当な博打ではありましたがタダス君の親御様に
彼が一人前になる様に全力を尽くしますが
勘の良さそうなお父様ですし
以前お店での僕の接客でお気づきかと思いますが
僕かなりアヴァンギャルドな人間なんで
ご想像とはかなり異なる教え方かも知れませんが構いませんか?
と予めお断りさせて頂いた上で
先ずはタダス君と一緒にスケボーで遊ぶのをスタートしました。
もちろんスケボーの上での立ち方、足の位置、進み方など極々基本のアクションは教えて上げましたがそこからは一切
「こうやるんやで?」的な事は故意的に一切言わずただただ38歳年下のツレとして接して一緒にスケボーに乗って一緒にただただ遊びました。
そ~こ~している間にやっぱり派手な事や先の事や1発カマせる様な事がやりたくなるのが当時8歳といえど男の性(サガ)
それは彼の向上心の表れであって決して悪い事ではありません。
むしろ良い事なのですが他のスポーツも同じとは思いますが
一段飛ばしでやっても結局また戻らないといけない結果を招くので
そこの段階ではまだ早い練習をしようとすると
「今それやったらアカンよ?」
と敢えて理由は述べす一段飛ばしをしない様にだけを言い続けました。
更にいわゆる”やり方”は一切言わず
一緒にスケボーで遊びながらぼちぼち次のステップに行けるかな?と思ったら
「一回○○(次のステップの動き)トライしてみ?」
また何か亜種なアクションをしたら
「今それやったらアカンよ?」
ただコレだけをタダス君に伝えるに徹底的に徹しました。
僕が遊びながら彼に伝えたのはそれだけ。
一切無駄な事や具体的なやり方は言わずただただ遊んでただけ。
要は今主流になってる情報過多な足し算方式の全く正反対。
削げる物は削ぎまくって何も言わず教えず完全に引き算方式で彼と
一緒にスケボーで遊んでただけでした。
コレをお読みの皆様の中にも恐らく最大の難関として苦戦してらっしゃる方も
多いトリックと思いますがオーリー(ジャンプ)も理由は述べすオーリーが練習出来るレベル。つまりスケートボードと身体が完全に一体化するまで一緒にスケボーに乗って遊んで敢えてオーリーの練習は禁止しました。
義務教育でもないしお金を取ってる訳でもないし
ただスポットで遊んでるだけなので僕に何か特別な抑止する権限がある訳では
ないので他の子達や大きいお兄ちゃん達は発展的なトリックをトライしてるので
タダス君も早くやりたくて、やりたくて、泣いちゃう事もありましたが
それでも「今はそれやらんでも良いよ?」と真夏から粉雪舞う真冬まで言い続け
「来年の桜満開から葉桜になる頃にはフリップ絶対乗れるよ?」
と約束しました。
もちろん本人の努力が一番大きいのですが彼は僕の言う事を
守ってくれて一緒にスケボーで遊んで
歩いたり走ったりするよりスケボーに乗る方が楽レベルまで
完全に身体とスケボーが一体化したと感じれたのは直ぐ後
彼が三年生になるかならないかぐらいでした。
オーリーそしてキックフリップへ
滑り終わった後。
タダス君はブルーベリーヨーグルト。僕は発泡酒で乾杯して
「タダス先輩?学校の運動場で遊んでて走ってジャンプする
時ジャンプのやり方考える?ネットでジャンプの仕方調べる?」
「考えませんよ?遊んでるだけやもん。あら川先生何言うてんの?」
「ほな明日からオーリーやろか?明日からやっていいよ?」
ありがちな○○体重だの摺り足なぞマジで一回も彼に言ってません。
僕が彼に言ったのはマジでそれだけ。
と、あまりの嬉しさに親御様がビール1ケース下さっただけ。
後はまた一緒にスケボーで遊んでテールの真ん中がきっちり地面に当たったら
「今のテールの音覚えときや?」
コレは大人も子供も共通してあまりにもオーリーが難しくて飛べなくて
成果が何も表れないので人間の本能としてシューズがボロボロになったら
飛べてる錯覚してしまってシューズを潰しにかかる
練習方法をしてしまうのでそ~なって来たら。
「靴もったいないで?」
後は単発で練習せずにとにかく止まらずスケボーに乗り続けて
失敗して再びスタート地点に戻る時も歩かずスケボーに乗って戻る事。
繰り返しますが本人の努力が最大の成果ですが
僕が削ぎに削ぎまくって引き算しまくって彼に言ったのはこの3項目だけ。
そこからオーリーに加えて180(180度オーリー)
フェーキーオーリー(バック走行状態でのオーリー)
キャブオーリー(バック走行状態からの180度オーリー)は
週一回お店がお休みの火曜日に一緒に遊ぶ度に標準装備してる様になりました。
そして彼が泣いてまで会得を懇願したフリップ(正式名称キックフリップ)は
「飛んで蹴るだけ」
「お父さんに頼んでネットで”kick””flip”て英語の意味をバラバラで調べてみ?」
だけ。
ココからは頸椎ヘルニアで足が思う様に動かないオッさんは一歩引いて
実は小さい頃に全く同じ事だけ言われてフリップをマスターした
ローカルスポットの重鎮スケーターにまでなったケンケンにバトンタッチ。
ただ、ケンケンも僕から「飛んで蹴るだけ」しか聞いてないから
元々口下手なケンケンがタダス君に言う事は
やっぱりそのまんま「飛んで蹴るだけ」だけ。
もうヘンテコ指導に慣れっこになってたタダス君は
ヘンテコなオッさん達の言う事を信じて練習に励み桜も爛漫と咲き乱れ
葉桜になった5月頃やったかなぁ?遂に念願のフリップをメイク。
ココまで来れば180を先に会得してるのであれば
例えばバックサイド180+フリップ=バックサイド180フリップ
全く同じデッキの回転で身体はそのまま残せば
ポップフリップ(バリアルフリップ)
逆にフリップ抜いたらポップ(ポップショービット)
更に進行方向やデッキの回転の方向が変わるだけで
単純に倍、倍、倍とトリックが増えて行くので
本人の研究次第でパズルの様に組み立てて行けるので面白い様に
出来るトリックや可能性が増えて行きます。
もうココまで来たら「今それやったらアカンよ?」は言わず
「あれトライしてみ?」「ソレ出来たらコレ出来るやん?」
で、男の子であれば「後は根性や!!」だけ。
仕上げは個人個人のスケーター様の
滑りに合って可能性が爆発する起爆剤になり得る
全世界のプロスケーター様達の極上フルパートや
フルレングスビデオを新旧問わずYouTubeのURLをがっつり
惜しみなくお教えするだけ。
ただ、トリックがヤバいだけでなく個人個人でツボは全て
異なると思います。
服装であったり、使用してる音楽であったり、編集の仕方、色味やデザイン
スポットの選び方などなど。
僕がそれら全てを把握している訳では無いですが
お客様には僕が持ってるその辺の知識や情報は一切惜しみなく
ご提供させて頂きます。てか、元々YouTubeタダやし(笑)
この方法で2番目の先生にあたるケンケンは何故か
アデルモJr.って何かに取り憑かれた様に1日中言うの”だけ”にハマった後
スムースオペレーターと称されるチコ・ブレネスのスムーズな
滑りに傾倒して行きました。
そしてタダス君はうちの一誠に教えて貰ったフルレングスビデオ
PrettySweetに劇ハマりして英語読めないのに字面なんかな?雰囲気なんかな?
何故かビンセント・アルバロスだけどんなフォントで書いてあっても
謎にそれだけは読めるまでビンセントに激ハマりしました。
今回タダス君は子供だったので
変に色々言わず一緒に遊んで無駄な事を削ぎ落とすやり方でしたが
今同じ事やれ言われたら絶対嫌ですが
相当ヤンチャで手の付けれない喧嘩早い子には喧嘩のベクトルを
スケボーに向けるやり方で一緒にスケボーで遊んだ事もありました。
基本的な進行や練習内容は子供でも手の付けれない
ヤンチャな子でも同じとは思いますが
100人初心者様スケーターが居れば100通りのやり方があると思います。
当店は京都ですが貴方の街にも10年20年とスケボーに接してるスケーター様や
スケートショップ様があるかと思います。
当コラムとは表現は異なるかな?とは思いますが恐らくその方達も
僕と似た事を感じてらっしゃるのでは無いかな?と思います。
片手に持ってるスマートフォン片付けて一緒にスポットで
スケボーで遊ぼうや?と。
何でも親指一本で溢れている情報は得れますし商品でも買えます。
が、しかしタダス君がスケーターになれたのは
残念ながら親指一本で落札もポチりも出来ません。
まだ、一人前になるには先は長いとは思いますが先ずは
彼はスケーターにはなれました。
ただ、スケボー好きになり過ぎて店に落ちてる使用済みビスやワッシャー
に留まらずスケボー組み立て台の上に落ちてるデッキテープの粉までも
収集しようとして毎回お父様にガチで叱られる深刻な副作用はありましたが
親御様には先に僕かなりアヴァンギャルドな人間なんで…と断ったんで。
たった1枚の新車購入記念写真でもこんな物語があります。
更に複数枚のタダス君の写真を並べたら1年も経ってないのに確実に
“スケーター”の顔になって来てます。
遊んで行く中で知らん間にスケーターになれます。
Web上のコラムでこんなん書くんも難ですが全ての事柄は
お店やスケートスポットなど現場そして生身の人間で起きた事柄です。
皆様がお住まいの地域にも当店のある京都にも
スケートショップ、スケボー専門店、スケートスポットにはそんな奇跡や
出会いそしてスケートボードスキル向上の生きたヒントが一杯あります。
ご足労願うのは本当に申し訳ないですが僕もそんな奇跡に対して
対価を頂いて行きたいと切に願っている人間です。
その為には僕の持ってるスケボーの知識は惜しみなくいくらでもご提供させて
頂きます。
何か怖い人居てそう...。
現場まで行くんダルい…。
俺そこまでマジちゃうし…。
皆様も色々思ってらっしゃる事もあるかと思います。
そんなもん全然気にするに及びません。
春も間も無くなんでキャンディーズ的に言えば
重いコート脱いで出かけませんか?程度の気軽な気持ちで全然OKです。
僕ジジィなんでそこまで動けないですが
お店のライダー様にお願いして本格的な滑りもご用意出来ますんで
一緒にスケボーで遊びましょ?
遊んで行く中で知らん間にスケーターになれます。
良くも悪くもスケボーなんかそんなもんです(笑)
多分酒臭いですけど…そんなスケーターになりたい
貴方のご来店も心よりお待ちしておりますね。
最後にタダス君…あと数ヶ月でピッカピッカの四年生やな!!
で、火曜日が祝日で定休日ナシであら川先生が
お店開けてるのは真面目であって
スケボーせんと不真面目にサボってんのやないで?
もうオーリーも君の方が高いしフリップのメイク率も君の方が断然高いけど
何しかまた一緒にスケボーで遊ぼうな!!
もはや本題の【新車購入記念写真】の陰が超薄くなってしまってますが
今回追加させて頂いた74枚の新車購入記念写真にも74パターンのストーリーがあるんでしょうね...。また面白いストーリーがあればお店で是非お話して下さいね。
では、【ココ】か上の写真をクリックして写真もお楽しみ下さいませ!!
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